盛岡相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
盛岡の方より相続についてのご相談
2023年01月30日
相続に関する知識が全くないため、行政書士の先生に相続手続きの流れについてお伺いしたいです。(盛岡)
行政書士の先生、はじめまして。私は盛岡在住の60代男性です。盛岡市内の病院に妻が入院しており、先日妻の様態が変わり医師に先が長くないと言われました。話を聞いたときはショックでしたが、生きている間に妻の意思を継ぐためにも落ち込んでいる暇はないと準備を進めようとしております。知人のつながりで紹介してもらったため葬儀に関しては問題ありませんが、相続に関することは経験をしたことがなく、右も左もわからない状態です。相続手続きを進めるにあたり、まずは相続の流れをおおまかに教えていただけませんか。また、不慣れなことも多いため、お話を聞いてみて今後必要であれば実際にお会いして相談させていただきたいと思っております。(盛岡)
相続手続きの流れをご案内します。ご不明点などあれば、お気軽にご相談ください。
大切なご家族がお亡くなりになった後のことを考えるのは非常につらいお気持ちかと思います。しかし、落ち込む余裕すらなかったとおっしゃる方も少なくないほど、ご逝去後にはやらなければならないことが非常に多いです。余裕をもってご家族を見送ってあげられるよう、今のうちから少しずつご準備されると良いでしょう。
ご家族がお亡くなりになったら何よりまず、被相続人(亡くなった方)が遺言書を遺されていないか確認する必要があります。遺言書の内容は基本的に民法で定められた法定相続よりも優先されるため、遺品整理の際に必ず遺言書を探してください。
以下において遺言書が見つからなかった場合の相続手続きの流れを簡単にご紹介します。
①相続人の調査
まずは相続人の確定をさせるために、被相続人の出生から死亡までの全戸籍と相続人の戸籍謄本を収集する必要があります。戸籍収集ですが、過去に在籍していたすべての役所で取り寄せる必要があるため、お時間に余裕をもって手続きを進めることをお勧めします。
②相続財産の調査
財産調査では、現金や不動産などのプラス財産だけでなく借金や住宅ローンなどのマイナス財産も相続の対象となり、被相続人が所有していた財産のすべてを調査します。ご自宅が持ち家の場合は、ご自宅と所有している不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行の通帳などを集めます。また、収集したこれらの書類をもとに相続財産目録を作成します。
③相続する方法を決定する
作成した相続財産目録をもとに、遺産の相続方法を決めます。限定承認や相続放棄をする場合、“自己のために相続が発生したことを知った日(通常は被相続人の死亡日)から3ヶ月以内”に手続きを行う必要があります。
④遺産分割を行う
遺産分割協議を行い、決定した内容を「遺産分割協議書」に書き起こし相続人全員で署名・押印を行います。遺産分割協議とは、財産の分割について相続人全員で話し合うことを指します。また、ここで作成した遺産分割協議書は相続した不動産の名義変更の際に必要となりますので、大切に扱いましょう。
⑤財産の名義変更を行う
相続財産の中に不動産や有価証券などがあった場合は、名義を被相続人からご自身へ変更する手続きを行います。
ここまで相続の一連の流れをご紹介いたしましたが、相続手続きは予想以上に複雑で難しい分野となります。ご自身でお手続きを進めることは可能ですが、経験がなく不慣れでご不安な場合は、まず相続の専門家にお気軽にご相談ください。
盛岡相続遺言相談プラザでは、盛岡近郊にお住まいの皆様から相続手続きに関するご相談を多数いただいております。
相続とは人生で何度も経験するものではないうえに、内容が複雑で時間を多く要するためお手続きが滞ってしまう方も少なくありません。盛岡相続遺言相談プラザでは、盛岡の皆様が抱えるお悩みに対して、親身にお伺いし、最後まで丁寧にご対応させていただきます。不慣れな相続手続きでご不安に思われるかと思いますが、どうか安心してご相談ください。
また、盛岡相続遺言相談プラザでは盛岡に密着した士業事務所となっておりますので、盛岡の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回の無料相談にてお客様のお困りごとをお伺いしております。
盛岡の皆様、ならびに盛岡で相続関連のお悩みをお持ちの皆様のご相談をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。